ツクール4はこんなツール
まんま紹介なのですが、ツク4好きっ子な私の主観がかなり入ってるので
あんまり当てにはならないかもしれません(爆)
それを理解した上で読んでいくのがいいかもしれません。
◎魔法・必殺技
ツク4は戦闘がサイドビューということでFF!FF!と言われているのですが
ここらあたりにもFF言われる要素があります。
まず前作にはなかった召喚魔法・複合魔法(必殺技)というものが加わっています。
召喚魔法はもうFFなんかでお馴染みですが召喚獣を使った魔法、
複合魔法というのは単発の魔法を3つまで組み合わせて発動させることができる魔法です。
召喚の方はムービーが綺麗という特徴ぐらいしかないのですが、
ファンにとっては取り入れて欲しかった大きな要素だったらしいのでポイントは高いのではないでしょうか。
まあ私は召喚とかは使わんのでどっちでも良かったんですが。
私がよく使ってたのは複合魔法の方で、
組み合わせと順番によって結構意外な効果が作れたりするので結構遊んでました。
まあ場合によっては魔法複数分の容量を消費してしまう事もあるので多用は禁物ですけど。
また、ビジュアルの面でも結構進化した部分があります。
アニメーションの設定バリエーションが桁違いに増えた事とかですね。
前作3はかなりの良作ツールですが、その中でも最も惜しい箇所のひとつが
魔法アニメの設定だということをどこかで見たことがあります。
そう見ると4はそこを見事に補っているなぁという感じがしますね。
あと、CGの魔法グラを設定する事も出来ますが、
こっちは動作がちと重かったり、人消えバグの原因にもなったりするっぽいので
あまり使わない方が良いようです。綺麗なだけにかなり残念。
◎アイテム
基本的には3と同じ感じで特に特筆すべきような事はないのですが、
あえていうなら設定できる事が増えているという事でしょうか。
サイドビューならではの項目は置いておくとして
アクセサリー類ではステータス異常を防ぐ事が出来るなどそういう所くらいです。
◎職業
FF5です(汗)
職業についてCCPというポイントを集めると徐々にアビリティを覚えていく感じで
3の職業システムとは大分システムが変わっています。
しかしまぁ他に特に書くことはないでしょう。
◎主人公
前作と大きく違うのは顔グラが設定できるようになったことでしょうか。
顔グラはポイントが高いという意見もよく見かけるのでこれはでかいでしょう。
あとは属性の耐性やステータス異常耐性、各魔法や必殺技に対する耐性設定が
やたら細かく設定できます。
これを使えば全体的に魔法に強いがある特定の魔法では桁違いのダメージを受けてしまう
といった感じのキャラクターも楽に作成できるわけですね。
んでサンプルの収録数も大分多いです。全部で135体。
見た感じとしては後半の動物・モンスター類が大分豊富になっています。
モグラグラがあるのも大きいです(爆)
◎モンスター
まず設定できる桁数が増えたのは大きいかと思います。
HPMP共に6桁(99万9999)まで設定する事が出来るようになっているのですが
私的にこれは良かったなぁ、と。
あとやはり主人公と同じく属性の耐性やステータス異常耐性、
各魔法や必殺技に対する耐性設定がやたら細かく設定できます。
3と大きく異なっている点はモンスターの配置に関する事で
モンスターごとにユニットを組んで、配置していくというシステムになっています。
こいつは1体で出したいとかそういう事が出来るという事ですね。
◎マップ
種類も桁違いに増えており、レイヤー機能というものが搭載されていますが
普通のRPGを作るとするなら実質的にはオリジナルマップは殆ど使えないと言っていいでしょう。
マップを広げる度に容量が鬼のように減っていきます。
レイヤー1、2共に全て何かを置いてみるとだいたい5万ほど消費なので
2つでシステム容量が圧迫されます。
使用する際は必要最小限でとどめておく事が非常に重要になります。
マップチップは結構綺麗なのにこれは4のかなり惜しい点でもありますね。
普通のRPGの時はデフォルトでなんとかしましょう。
あとフィールドマップがノーマル式の物に戻っています。
3のフィールドシステムはあまり好評ではなかったので
これは結構大きいかと思いきやかなりの不評のようです(汗)
まず狭い(汗)
走れば7秒で一周できるのはなんかなぁ、と感じずにはいられないのですが
それ以前に容量がかなり減るのでフィールド自体が使用されない事が多いです。
まあ嫌なら使用しなければいいだけの話ですけど。
◎イベント
イベントと一言でいってもとにかく色々あるわけで何を説明したらよいのか分からないのですが
とりあえずまずは操作面から。
操作はどうでしょう、ぶっちゃけ3のが上です。
ユーザーへの配慮とでも言いましょうか、4はそこらがなってないように思います。
例えばイベントのグラフィックを設定する時。
私はグラフィックを設定した後によく×ボタンを押してしまうのですが、
4ではそうすると設定したグラフィックが無効になってしまいます。
下のほうにある「OK」を押さないと適用されないわけですね。
いや別に×ボタンで終わるのは構わないのですが、せめてグラフィックを弄った後は
ホントに終わるんです?とか聞いてきて欲しかったなあと。
他にも弄ってないのに聞いてくるとかそういう箇所がやたらあるのもどうかなー、と
思ってしまうのですがどうでしょうか。
あとエディタをもう少し多機能にして欲しかったですね。
BGMのテンポ変更、SEのピッチなんかが分かりやすい例でしょうか。
うーぬ、操作面はダメダメではないかツクール4(汗)
次にコマンド。
コマンドは3よりは増えてますね。
具体的な例を適当に挙げるとすると
・メッセージを秒数で固定できる
・スロット分岐が作れる
・変数が使用できる
・エフェクトに目新しい物がある
・主人公の名前を強制的に変更できる
・天候が弄れる
・乗物が使える
・カウントダウンができる
・パスワードを作れる
・エンディングの続きが作れる
こんな感じのものが増えていますが(他にもあります)
特に大きいのは変数で、これのおかげで一般的にダメと言われる4を
やり続けたユーザーがいたと言っても過言ではないでしょう。
かくいう私もミニゲームなんかでもよくお世話になってました。
あとはどうでしょう、カウントダウンなんかは大きいですね。
戦闘中にカウントが減らないとかそういうのはゲンナリなのですが、
ミニゲームなんかを作る際には持ってこいです。
で、これだけいうとコマンドは3より良くなっているのかー、と感じるわけですが
実際にはちっと4の仕様がちらほら出没してきたりと色々ありまして。
まあそれを言うとまたそういう方の流れになってしまうのでこれ以上は言わない事にします。
私もあんまそういう事は書きたくないですしね(苦笑)
◎BGM
BGMは全部で40種類です。
種類は結構揃ってるかのように思います。和風とか。
音楽的にはどうなんでしょう、前にレビューページで見ましたが
確かに優れているとは言い難いものがあります。
ですが、私は好きですね。
てか気に食わんかったらこんなに4ばっかMIDI作ってないでしょうし。
◎サンプルゲーム
もうちょっとちゃんとしてて下さい(汗)
◎ツクール4を総合的に見て
世間一般的にはヘボでダメダメなツクールです。
普通あり得んだろうと突っ込まれてもおかしくないバグ達や
理不尽なほどに激しい容量消費量、実質的に使えない外部素材、
プレイヤの怒りを誘うかのような仕様の数々を搭載…
一度ディスク交換というのがありましたが、それがまた災いしたようで
新たなバグを引っさげて帰ってきてしまったというなんとも悲しいツールです。
しかしですよ、全てが悪いとかそんな事は決してないわけで、
これは凄ぇ!と思えるようないい曲面も多々あるはずです。
なわけで4の悪い所だけを見て糞だダメだと叩いている文を見ると
ちょっと私的には許しがたく感じます。
私はツクール4は好きです。
なんというか色々な事を学ばせてくれたように思いますし、
ツクールに本格的に目覚めるきっかけをくれたのも4です。
私がDTMを始めるきっかけになったのも4です。
4をやたらと批判している皆さん、いつも悪いところだけ見てダメダメいうのではなく、
時には良い所も見てみる事が大事なのではないでしょうか。
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